相手に種石を作らせない。

消去と考え方は似てる。

種石を作ると、次の手が打ちやすくなります。
自分の種石はもちろん作るべきなのですが、
同時に相手には出来るだけ種石を作らせないようにするのも大事ですよ。

こんな局面。
貴方は白の立場です。


          白番

なんか、中割り出来そうな場所が2箇所ありますよね?
c2とf2です。
どちらの方が良いでしょうか?

黒の立場になっても考える必要があります。
この盤面見てると、 黒にとってc6辺りが好手に見えるでしょ?
今は打てないけど、なんとなーく種作られそうな…予感
と、この局面見て気付けるかどうかです。

ってことを踏まえて、白の好手がどこか考えてみてください。

正解は白f2です。
この手の問題は、逆に白c2が何故いけないのかを考えるほうが良い。

白c2に打ってみると・・・

黒f2によって、f3に黒種ができてしまいます。
白はこのf3を消すのは困難です。
(一応d1で消せるが、大悪手ですね。)
黒にc6を取られる可能性が高くなるのです。

そこでf2に打つと・・・

黒にとっても好手であるf2を先に取ってしまえば、黒の種作成を阻止できます。
黒はh3、h5に打つことでc6の種を作ることは可能ですが、いずれも大量取りの悪手なので、
黒は思うように種作れない。白は阻止したことになります。

このように、相手の種作りを消せるような手
無いかどうか探すのも実力向上方法の一つです。


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