シャープローズ定石:15-g5型(爲則ローズVer3)

ウサギ(兎)定石より、シャープローズ定石を経て、黒15手目でg5へと変化する定石。
最善と言われる15手目b6と同じく【-2】評価ですね。

棋譜:(コピペできます

 

シャープローズ(爲則ローズ)基本形より、15手目で黒が変化させる定石

【オセロ定石】シャープローズ:15-g5型

白b3により上のような局面になると、
次の白はc3が中割りの好手に見えます。

黒はこの中割りなにかしら対処する必要があるのですが…

  1. ダイレクトに悪化させるのが黒15-b5型
  2. b6に打ち「白がc3打つならb5を取るよ」と言う、黒15-b6型
  3. 左側は敢えて放置して右側で手待ちし、白c3後にちょっと大量だがb5中割りをする黒15-g5型

大体この3択ですね。今回紹介するのは③
この3つ以外は知らんです。

16手目の白はおおよそc3一択。
17手目の黒もb5一択。

ここで今回は白a5と打って行きますが、白e2も有力ではないかと思います。(後述)

次は白が置き打ちし、辺を確保するまでの流れは、この定石だけに限らず頻出とも言えるパターンなので、
流れとして知っておくと良いでしょう。

だけど例外もあり、思わぬ悪手もあるので…
特に辺を確保することは後々不利になりやすいので、よく考えて打ってくださいね。

この辺からはお互い読み合って打ってください。

ざっくり局面としては、
黒はきれいな中割りをできる場面が少なくやや不利に見えるが、白は左辺を確保している分後々に打ちにくくなるので、それを意識すると良いでしょう。

15手目白e2変化

先ほど紹介した、白18手目でe2と打つやつ。
コチラを打てば左辺を取る流れにならないので、後半左辺ブロックを気にしつつ打たなくて良い、
と言う特徴があります。

この定石は黒が15手目でg5へと仕掛ける形なので、白の反撃とも言える変化かも知れない。

しかも白e2に対する黒の最善は知ってないとなかなか難しいと思う。

初手から行きますね。

白18手目でe2と変化した場合、黒の最善はf1。
開放度的に見ればあまり良さそうに思えない手ですね。

一応この段階では、白から付け手されにくく、
白好手に見えるd2に対しては、黒f3が中割りで返せる流れになります。

流れだけざっくり。

実際白20手目の中割りはこのように黒に連続で中割りを返されるのでやや緩く、
上側よりも、g6で中割りする方が評価的には良いみたいです。

この辺で白【-1~+1】の変化が結構多く、色々対応できると思います。

白18-e2変化に対し、黒f1打つでしょうか??

黒がこの変化を研究していないと、打ってこないケースも多いでしょう。
沢山挙げてもキリがないので、黒が打ちそうな手としては…

c7、d2、e7、f3辺りでしょうか?

あまりソフトの数値に囚われすぎないように、この辺で読みながら打つと良いかもですね。(←無責任w)

 

定石の情報提供について

定石に関して、特に評価値以外での…

  • 双方の優劣
  • 打ちやすいor打ちにくい
  • ミスしやすく危険

など細かい特徴に関して、管理人もそこまで詳細は把握できていません。
詳しい方からの情報提供をお待ちしています。コメント欄にて記載していただけると助かります。

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