相手に隅を取らせるC打ち
実は強制力がある!
突然ですがこの盤面。前回の嫌々のC打ちでやったやつ。
これ黒b1と打つことで、白はa1が楽々取ることになる。
と、言いたいところだがちょっと待ってほしい。
もしここで白がa1以外に打つとどうなるか?
これで気づいただろうか?
相手が確保した辺に対して付け手の如くC打ちすると、
「相手は楽々隅を取れる」
↓ではなく
「相手は隅を取らねば損する!」
となる。
↑はブロックでの例でしたが、相手がウイングを形成していると、より強制力が増します。
ウイングに対してC打ちで付け手すると、
相手は隅をほぼ取らざるを得なくなります。
もし放置すれば、こちらが隅を頂けるからですね。
これを応用したC打ちを少し紹介
こんな局面を見てみましょか。
白上辺にウイングを作っていますよね?
と言うことは、白がh1に打てば黒はg1に潜り、反対のa1を取ることが出来ます。
更に右辺は白ブロック形です。
こんな時に使える技がこれ。
黒g1に打った後、続けてa1、b2、a6、a8も打てるようになります。
よって黒圧勝となります。
黒h2後、もし白がh1に打たなかった場合
例えば黒h2に対して白がh1を嫌がり、例えば白f8と打ったとしましょう。
そしたら黒は次にh7とし、右辺で2手分得します。
白はこの2手損によって下側の黒壁を壊してしまいます。
白としてはh1に打たざるを得ない。
今更ですが、初心者向けの方で「隅を取れば勝てると言うのは間違い」と言いましたが、
これもまさにその通りですね。
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