辺の形&作り方:ピュアウイング

こんな形です('-')ノ

オセロ・ピュアウイング

出現頻度を3段階、安全性を5段階で管理人的評価をしています。
出現頻度 ★★☆
安全性  ★☆☆☆☆

基本的な流れ
好形となるピュアウイング
ダブルピュアウイングは超絶不利に…

ウイングと形状は似ているのですが…
処理の仕方が違います。
基本的に通常のウイングよりも(作った側が)危険度が高いです。

基本的な流れ

何が危険なのか?
例えば通常のウイングであれば、このような筋があります。
効果的なウイング狙いX打ちを見て~)

通常のウイングだと、白がh1に打った後に黒はg1に打たないといけない。
白も打てるからですね。
黒ここでg1に打たないと何のためにg2に仕掛けたのか? ってなってしまいます。
(たまに黒のラインが通って白打てない局面もある。そんな時は放置も可能。別途紹介)

今回紹介するピュアウイングは、黒g1にすぐ打つ必要がない!

ウイングの中辺に黒石がないため、黒g2に打ってもf2の石は白のまま、
白がh1に打ったときに、g1周りが完全に白になり、黒の余裕手と化します。
更に黒g1後にa1も余裕手となります。

黒にとってこれだけ好都合になってしまう。
つまりピュアウイングを作ってしまった白はかなり不利になるってことですね。
(右上が4マス空きだと黒のg2は今回ほど威力はない。)

好形となるピュアウイング

例えばこんば盤面では、ピュアウイングと言えど好形となります。

オセロ・ピュアウイング

上辺の白ピュアウイングは、黒g2のX打ちに大変弱いのですが、
上の盤面では黒g2に打つことが出来ない。
もしこれがピュアではなく通常ウイングなら黒g2には打てるんですが、
ピュア型の場合はこのように打たれないケースもあります。

この状態ではピュアウイングは安全ですが、
この後のやり取りで、黒g2が打てる状態になってしまうと、一気に脆くなります。

なのでピュアウイングを作った場合は細心の注意が必要になります。

ダブルピュアウイングは超絶不利に…

あと、ダブルピュアウイングなんて形状もある。
こんなやつ

オセロ・ピュアウイング
       ダブルピュアウイング形

あまりないケースなのですが、ピュアウイングを2つ作ってしまうと
作った側は更に不利になります。ってか多分負ける。

黒は、g1、h2の2箇所に余裕手を作りました。
さらにg1のあとはa1、h2のあとはh8も続けて打てるので、実質余裕手4個あるようなものです。
ダブルピュアウイングを作ってしまうとこうなります。
(こんな場合、白はh1に打つより隣のCに打った方が手数稼げてまだマシである。)

ダブルピュアウイングはX打ちに強烈に弱いです。
X打ちに対して隅に打ってしまうと、相手に2個も余裕手が出来てしまい、しかも2隅取られてしまい…
ほぼ敗北が確定する。
(余裕手2個も出来たら、ハッキリ言ってそれで勝負が着くくらいです)


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