中辺の横取り形
こんな形です('-')ノ
出現頻度を3段階、安全性を5段階で管理人的評価をしています。
出現頻度 ★☆☆
安全性 ★★☆☆☆
もともと良い形ではないので、あまり出ない。
形状というよりは、打ち方になります。
着手によって中辺を自一色にしてしまう打ち形のことです。
↑のようにg列のg3-g6が白一色になっている状態です。
中辺の横取りの作り方
自分が中辺に打ち、中辺にある相手の石を取れば出来ます。
それほど難しくないかと。。。
貴方は白の立場です。
中辺にある相手の石を自分のものにするため、当然壁が出来てしまいます。
分かりますかね?
黒はh列(h2~h7)に自由に打てる状態であるのに対し、
白は黒が手を出さない限り打つことができません。
つまり、h列の辺は黒の好きなタイミングで処理されるので、
白にとってはあまり良くない形になります。
中辺の横取り作成後は次のような流れ
基本的に中辺の横取りはあまり良い形ではありません。
従って、これを作るよりも他の中割りとか手数を意識した方が良い。
何ででしょうか?
次のような局面
貴方は白の立場です。
中辺の横取りによって、白はg列を取ってしまい、
黒はh列を好きなタイミングで打てる状況になっています。
例えばここで白f2に打ったとしましょう。
これも1石返しで悪くないように見えるのですが…
黒はここでh6に打ちます。
これに対して白は付け手が出来ず、黒がまた自由に打てる状態になります。
こんな風に黒に辺を支配されやすいので中辺の横取りはあまりお勧めできません。
ただ、中辺の横取りを行った方が良い場合もあります。
こんな局面。貴方は白の立場です。
これも中辺の横取りなのですが、これは白b5に打たなければ、
黒が次にb5に打つと思います。中割りの好手ですからね。
それを阻止する狙いで中辺の横取りになってしまうけど、取ってしまった方が良い場合があります。
実際は、取るべきか、取らないかの判断は数手先まで読まないと判断しにくいので、
ここで完璧には出来ないと思います。
意味もなく中辺の横取りは悪手が多いです。
ちなみに図6~8はうさぎ定石派生形の一例。知っておくと得かも?
辺に既に石がある場合
中辺の横取りはその辺を相手に支配されやすいため、
あまり打たない方が良いと言いましたが、
既に石が打たれてある場合は、好手になる事例も多いです。
これもg列に打って、g列の石を取っているので、一見中辺の横取りみたいな打ち方ですが、
その外側にあるh列はすでに打たれている状態なので、
当然黒はh列に打つことができません。
このような場合、白のg3は好手になることが多いです。
関連ページφ(・ェ・o)
中辺の横取り形 (記事冒頭へ)
オセロで勝つコツ・必勝法(初級者向け) (一つ前・一覧ページへ)
オセロ&リバーシの勝ち方・必勝法 (TOPへ)