置き打ち
辺の打ち方として置き打ちというものがあります。
置き打ちとは、辺に着手の際、一つ内側の中辺の石を返さない打ち方です。
相手がどこかの列or行を一色にした時に打てることがあります。
置き打ちは辺に連打したり、余裕手を作りやすい筋であるため、
打てる場合はその手も検討してみましょう。
絶対好手とは限りませんが、良い手であることが結構多いです。
例えばこんな局面
貴方は黒の立場です。置き打ちしてみましょか。
黒番
相手が、行もしくは列を一色にしている場合、
辺に打つ時に、その行 or 列を返さずに辺に打てることがあります。
このケースの場合、取った石はd2のみです。
このように置き打ちをすると、
手数を温存することが出来ます。
e列は白のまま変わっていないので、
次の黒番でd1、f1、f2に打てる可能性が高くなります。
手数を温存すると、それだけ有利になりやすいので、
この手も打てないかどうか検討してみてくださいね。
もちろん、逆に相手にやられないように気を付けてくださいね。
まあ、されたら即不利って訳ではないですが、高めの確率で不利になりやすいです。
付け手にも置き打ち型がある。
例えばこんな例。
6行が相手色で連続しているため、ここで付け手をすると、
黒にa7を迫る力が増します。
もし黒がa7を取らず、他の箇所に打つとどうなるか?
最初の白a6付け手で6行を取っていないので、辺確保した際にa7が打てる状態になっています。
つまり黒は辺確保しないと圧倒的不利になるような状況であり、
白のような置き打ち型付け手は強制力がありました。
置き打ち型付け手は相手に辺確保圧迫力が強く与えます。
もし相手が辺を確保しなければ、こちらが辺確保と同時に余裕手まで付いてくるからですね。
こんなやつです。
このように置き打ち型の1マス空き付け手を行うと、
間に出来た穴に相手が打ちにくくなります。
打つと白のa7のように余裕手が出来やすいからですね。
置き打ち型の付け手は共に、割と強力なので、付け手する際にはよく注目してみよう。
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