ウイング狙いX打ち・失敗版
色々あるウイング狙いX打ちの中でも、打ってはいけないケースもあります。
打ってしまうと相手に連打されてしまい、
コチラは一つの隅も取れない最悪な状況になってしまいます。
ってかほぼ負けが確定します。
前回「効果的なウイング狙いX打ちとは」では、良いX打ちと微妙なX打ちを紹介しましたが、
今回紹介する分は、やってしまうと負けます!
逆に、相手がやってくれたらラッキーと思いましょう(笑)
この項目は、盤面内に色々マーカー付けまくって表示させたため、再生ではなく画像で追ってくださいw
即死するX打ちには、3つのパターンがあります。
①隣接する中辺が、自色で連続する場合
②X打ちによって隣接する中辺が、自色で連続になる場合
③隣接する中辺が、相手色で連続する場合
①隣接する中辺が、自色で連続する場合
「隣接する中辺」、とは
相手がウイングを作った青色枠から見て、赤枠の位置のことです。
相手のウイングを狙ったX打ちを放つ時は、この赤枠部分をよく見る必要があります。
b列を見ると、黒で連続しています。(赤枠のこと)
このような状態で黒はb2にX打ちすると、白はa1の隅に打たずに
b1に打ってきます。
計画では白がa1を打ったらb1に潜ってやろうというものでしたが、
先に白にb1に打たれてしまい、その後a1と打たれてしまいます。
結果、黒は左上に潜ることが出来ず、白に連打され、
大量の確定石を作られてしまって負けます。
もしb列が黒一色でなく、白が紛れていれば、
白b1に打ったときに、X打ちした黒のb2まで取ってしまい、黒にあっさりa1と取られるので、
このような白の連打は成立しません。
b4に白を1個だけ入れて、黒が連続しない形にした。
ウイング狙いX打ちが成功するのは、こういうやつですね。
b列に白が1個紛れることで、白b1の時に斜め方向だけではなく、
縦方向(ここで言うb2、b3のこと)も取ります。
b2を白が取ることで、a1は黒が打てる形になります。
つまり白にb1とされることはありません。
X打ちをする場合、隣接する辺の配置が1個違うだけで、
これだけ雲泥の差があるんです。
こういう形に慣れていくと、盤面を大雑把ではなく、1石1石正確に見ていけるようになる!
②貴方のX打ちによって隣接する中辺が、自色で連続になる場合
先ほどの事例は
再掲
ウイングに隣接する中辺(赤枠)が最初から自色で連続な場合でした。
では、次の失敗例。
よく似ているのですが、自分が打った後の形を把握する必要があります。
こんなやつ。
赤枠のように、X打ちすることで隣接する辺が自色で連続になる。
X打ちをする前は白黒混在する形なのに、
X打ちによって自色で連続にしてしまうと、同じように白にb1→a1と連打されてしまいます。
これはX打ちをする前に、
打って自色連続状態にならないかどうかを確認してから打たないといけません。
まあ、最初は分かりにくくても、すぐに慣れますよ。要は経験ね('-')ノ
③隣接する中辺が、相手色で連続する場合
今度は相手色で連続する場合ですね。
この場合もX打ちをしてはならない!
こんなやつ。
赤枠のように、隣接する辺が相手色で連続している。
ただ、処理の方法が少し違います。
さっきのパターンとはちょっと違いますね。
隣接する中辺が相手石で連続している場合は、
先にa1に打たれてしまいます。
仮にb列に黒が1個でもあれば、b1に打てるのですが、
今回白連続なので、黒は打つことができません。
そのまま白にb1も連打されてしまい、黒大敗します。
いずれの場合も、本来打とうしていた箇所を相手に取られてしまうので、
2手分損をし、しかも相手の確定石になるので、大抵の場合大敗します。
この3つが、ウイング狙いX打ち・失敗版です。
X打ちをぶちかます時は、このような連打されないように気をつけましょう。
次は、これと同じX打ちですが、
相手がピュアウイングを形成していた場合を見てみよう。
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