予約
こちらは、ボスコフやC→B打ち返しに比べて、
出現率が割と高いので、是非とも身につけよう。
予約は終盤に出現する手筋で
自分しか打てない1マス空き、(=つまり余裕手)を持っていると、そこそこの頻度で出現します。
自分が余裕手を持っていて、他の箇所に相手が打てない4マス空き(ハイパー偶数と言う)
がある場合は、ほぼ確実に予約筋ができます。
「予約」って手筋はあまり知られていない、
というか別の名前があるかもしれないですが…本サイトでは「予約」で通します。
では、どんな手筋なのでしょうか?実際に盤面で表してみる。
貴方は白の立場です。
こんな流れ。
手順
相手が打てない4マス空きに先着する。
(これで出来た3マス空きに、相手が2回打てる状態にする。)
↓
相手が3マス空きに打つ。2マス空きで自分の番になる。
↓
ここで2マス空きに打たず、自分しか打てない1マス空きに着手する。
↓
相手に2マス空きへ打たせる。
↓
自分が最後に手どまりを打つ。
見ての通り、左上は黒から打てない4マス空き、
h1は白しか打てない余裕手。
まずh1は保留し、先に左上のa2に打ちます。
この時、黒がどのように打っても、2手以上手数がある状態にしないといけない。
なので白b1ではダメです。
黒b2にしか打てないので、左上の空きは2マス空きで白先着になってしまいます。
大事なのは、白が最後に左上に手どまりを打つことです!
白a2に打つと、黒はa1とb2の2箇所が打てるようになる。
ここでは黒a1とします。これで左上は2マス空き。
このタイミングでh1に打ちます。
結果、b1、b2と2マス空きの状態で黒に手を渡すことができ、最後は白が手どまりを打てます。
31-33で白の勝ちになります。
ちなみに、先にh1打つとどうなる?
実際にやってみる。
今度はh1に先に打った場合です。
白は左上に打てないためパスとなり、黒から4マス空きに打ちます。
もうお分かりですが、手どまりは白が打つことになります。
偶数理論の講でも述べましたが、手どまりを打ったほうが石数は多くなりやすいのです。
結果も33-31で黒勝ちになります。
このように、打つ順番を変えるだけで、勝敗が逆転する場合もあります。
石数が互角くらいの時は、このような手順もあることを念頭に置いておくとよいです。
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