辺を確保することで相手を詰める。

辺から嫌々X打ちへ誘導する。

相手を手詰まり状態にするためには
相手に嫌々X打ち、若しくは嫌々C打ちをさせればOK。
その方法は多彩なのですが、ここでは超基本的な詰め方について紹介しますよー('-')ノ

辺で手数を稼いで、相手を詰めるパターン

黒途中で片方C打ちをしてくるかもしれないね。
黒1手得をするんだけど…

これで手詰まりにできます。

上方、右方ともに黒壁が分厚く、黒はもう打てない状態です。
相手が初心者でこちらが中割りを繰り返していると
このような形にもよくなります。

白は上方、右方には手を出さず、白石のある左方から攻めます。
ここで相手に効果的な付け手をさせないように先読みして辺に打ちます。
ここではa3が良いですね。これで黒a4と付け手してもa5で楽々辺確保できます。
(黒a5、a6はもっと悪手だし…)

黒はこのC打ちによって1手稼ぐのですが(片方C打ち形参照)、この後白b3と打つことによって、
黒はa2、a6、b2しか打てない状態になり、白は楽々隅を取れます。

切り返しするのではなく、辺を確保して詰める

貴方は白の立場です。

これも相手が初心者でこちらが中割りを繰り返していると
このような形にもよくなります。

白左辺で手数を稼ぐのですが、
黒に効果的な付け手をさせないためには、a5に打つのがよろしいですね。

これで黒はa4、a6しか付け手することができず、
どちらに打っても白は辺をそのまま確保してしまえば、黒を詰められます。

片方C打ち形にして手数を稼ぎ、詰める

貴方は白の立場です。

どこかで言ったと思いますが
片方C打ち形ですね)
相手がA-B-Bと辺を3石確保している時にC打ちをすると、
相手の付け手によって山化を強制させられることがあるが、手数は1手分得できる。

つまり相手が手詰まり寸前でこのように打てば、
「相手の付け手→辺確保(山化)→これで相手を手詰まりとすることが出来ます。」

相手が付け手出来ないことを読んで辺に打ち、詰める。

では最後に、辺に相手が付けられず、そのまま手詰まりにする方法。
貴方は白の立場です。

ここで黒番ならもう手詰まりですね。
つまり白はここで黒に手数を増やしたくない。

この場合はc1が強力です。(付け手されない辺打ちの後半を参考に)
これで黒はd2に付け手することができません。手詰まりにできます。

とあるページでは辺は取らない方が良いって言ったり、今回は取れとか・・・
一体どっちなの?
と迷った方のためにもう一度言っておきますと、

辺は手数を稼げる、若しくは相手を詰められそうな状況の時は取った方が良い
逆に相手に手数稼がれて、自分が最後辺を取らされるような状況になってはダメです。
今回は辺を取ることで明らかに相手に嫌々X打ち、C打ちをさせることが出来ます。
なので辺を取るべきですよ。

NEXT:余裕手発射により相手を手詰まりに。


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