辺4マス確保型ストナー

3:1片方C打ち型と同じくらいメジャーなやつ

ではもうひとつ、基本的なパターンのやつを紹介します。
こちらも条件や打ち方はよく似ているので、取っつきやすいと思います。

ちなみにこの形からは、双方C打ち形にすることもできます。
ストナーを成立させた方が強力であることが多いけど、両方検討できるようにしたいですね。

では・・・ 辺4マス確保型ストナーの発動できる条件を確認しますね。
貴方は白の立場です。

オセロ・辺4マス確保型ストナー
   辺4マス確保型ストナーの発動条件

----発動条件----
まずは赤枠のように、相手がC打ちを含んで辺確保していること。
3:1片方C打ち型の場合と殆ど変りないですね。

まずは、X打ちした後に、付け手が可能であること
(この盤面ではh3のことで、付けることで相手に辺確保を強制させられる手のこと)
3:1片方C打ち型の場合はここでh4に付け手でしたが、
辺4マス確保型の場合はここでh3に付け手すればOKです。
(3:1片方C打ち型との違いは多分この辺だけな希ガス)

次に、
Xに打つことでラインを通せること。
ラインを通してないと、次の相手の番ですぐに隅を取られて終わりです。
これも3:1片方C打ち型と一緒。

最後に、
X打ちによって反対側の隣接する中辺(図1の青枠)が自色連続にならないこと。
連続にしてしまうと、ストナー不成立です。 これも3:1片方C打ち型と一緒。
----条件おわり---

では・・・
3:1片方C打ち型と同じような感覚で打っていきましょうか。

黒がh1を取った後は、白h8に打てるのですが・・・
先にh2へ手どまりを打ってしまおう。
h8は白にとって余裕手ですから、必ずしもすぐに打つ必要はないです。
絶好のタイミングで打ちかましてやりましょう。

3:1形同様に、一つでも条件が欠けていると失敗する。

この辺も3:1片方C打ち型と殆ど一緒なので、ざっと流しますね。

付け手が出来なくなる。

例えばこんな風に、
X打ちしたら付け手が出来なくなる場合があるので要注意!

中辺(g列のこと)が相手色で連続ならこの失敗は起きないけど、
自色が含まれる時は要注意です。
(今回はg5の白石が原因でした。)
X打ちした後の局面もちゃんと考えよう。

X打ちによって隣接する中辺が自色連続になった場合。

黒h2が打てるようになってしまいます。
中辺が白連続なので返さなくて良くなる。
その後、相手にh1取られてTHE ENDです。

ここで補足φ(・ェ・o)
もし貴方が逆に黒の立場だった場合で、相手がこのような失敗をしてくれたら…
図11のようにラインを切る際は、白一色になった中辺を取ってはならない。
例えばb1でラインを切ってはならないのです。
c2が黒になることで、白h3の後、黒h2に打てなくなってしまいます。

X打ち後にラインが通っていない場合。

相手に即座に隅取られて終わりです。
相手が隅打った後、仕掛けるべき辺は2マス空きになるので、
こちらから仕掛けても埋められて終わりです。
(白h2に打っても、黒にh3とされればどうしよもない)

3:1片方C打ち型と同様、
こちらも失敗すると、大敗します。
なのでストナーをかます時は慎重に!

もっとも、相手が即座に隅を取らなかった場合はストナーが成立しますが…
まあ中級レベル以上の人はまず見落としません。

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