大会の流れ・伏せ石
では対局開始なのですが・・・
まずは色とか、引分時の勝利条件なんてものを決めます。
ネットオセロのように、
「黒あるいは白しか打たない。」
なんてことは出来ません。
大会では殆どの場合、この伏せ石を用います。
これがネットオセロとは大きくことなり、大会でしか用いない。
初めて大会参加する人はよく心得ておくとよろしい。
伏せ石は黒番、白番の色選択および、引き分け勝ちの権利を決めるもの。
対局前に行います。
(サッカーで言うコイントスのようなもの)
原則として、段級位の上位者が伏せ石を行い、
下位者が色を言い当てるものです。
「四段 VS 2級」なら、四段の者が伏せ石を行い、2級の者が言い当てる。
同じ段級位同士の対局であれば(結構と多いです)、
年齢が上の者が伏せ石を行い、下の者が言い当てます。
段級位を持っていない(大会初参加とか、未申請)人は、一番下位となります。
「5級 VS 未所持」なら、5級の者が伏せ石をします。
未所持同士の対局なら、年齢によって決めます。
伏せ石を行う者は、石を1個持ち、盤面上に水平にして置き、
相手に見えないように、石を手で覆って隠します。
言い当てる側は、上を向いている方の石を
黒か白か言い当てます。
「上が黒」あるいは「上が白」のどちらかで答えます。
色が一致していたら、
言い当てた側が「色を選ぶ」または「引き分け勝ち」のどちらかを選ぶことができます。
色がはずれていたら、
伏せ石をした側にこれらを選ぶ権利があります。
色は、黒が先手、白が後手になります。
引き分け勝ちというのは、終局時に石数が同じ(32-32が普通)である場合、
「この引き分け勝ち」の権利を持っている方が勝ちになります。
この時の石差は0石勝ちになります。
また、黒持ちの方が時計の位置を決めることができます。
テーブル上の自分の押しやすい位置に置けば良いです。
伏せ石をする側は「引分なし」の場合とやり方は一緒です。
言い当てる側が異なってきます。
引分なしの場合、言い当てる側は上の色を当てる方式でしたが、
引分ありの場合は、「上」もしくは「下」かどちらかを言います。
「上」と言って、上の色が黒であれば、貴方は黒持ちになります。
そして伏せ石をした側は白持ちになります。
引分勝ちの権利はありません。だって引分ありのルールですから。
伏せ石で決めるのは色のみになります。
引分ありの場合も、黒持ちの方が時計の位置を決められます。
対局結果が引分になった場合は、文字通り「引分」になり、
対局カードには△で記載するのが一般的です。もちろん石差は0です。
このあと対局カードに「黒白」のいずれかに○をつけ、
引分勝ちの権利があるならば「引勝」に○を記入。
お互いの準備が整ったら対局開始です。
一言「よろしくお願いします。」と言うのがマナーで、
この後白持ちの方が最初に時計のボタンを押します。
押すボタンは自分の方です。相手の方ではありません。
これで、最初の黒番になり、1手目がスタートします。
タイマーとはどんなものか?
こんなやつです。
最初は両者20:00に設定されており、
自分側のボタンを押すことで、相手の持ち時間が減っていきます。これが相手の番になります。
相手が着手し終えたら、相手が相手側のボタンを押す。
すると貴方の番になり、貴方の持ち時間が減っていく。
このような仕組みになってます。
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