片方C打ち型の穴に打ち隅を取らせる
片方C打ち形と言う形態は
C打ちをしていない側は、穴に打つことによって、
相手に山化を迫ることが出来ます。
これは前回「片方C打ち型の穴に仕掛ける」にて紹介しましたね。
実はこの穴、
C打ちしている側にも有効打になる場合があります。
まあ事例は少ないですがね。
こんな局面
黒番です。
図1 黒番
注目すべきは、左辺のウイング&上辺の山。
ウイングを作ってしまうと、
隅を取っても、相手に隣のCに潜られ、反対側にある隅を取られてしまうことが多い。
これは初級者向けで紹介しました。
それを少し応用させたものです。
今回はX打ちではありません。
冒頭でも述べたように、黒e8に打ちます。
この黒e8もまた強制力があるんです。
白に次a8を迫ることができます。
もしa8に打たなければ、次に黒g8と打ち、山にして手数も2手分得できます。
これは白にとっては致命的ですね。
なので白はa8を取らざるを得なくなります。
また、最初に言いましたように、左辺は白ウイングなんです。
ここで白a8を取ると黒はa7に潜ることができ、そのままa1にも打てます。
上辺も注目と言ったのは、そのまま黒a1→b1とヤスリ攻め出来るからですね。
こちらがC打ちをしている片方C打ち形で、
しかも隣の辺を相手がウイングや、双方C打ちを作っている時限定になりますが、
覚えておくとイザと言う時に役立ちますよ。
ちなみに上の問題。
初手X打ちはどうでしょうか?
一応下辺は確保出来るんですが…
この局面は黒左辺と右辺両方取れるはずだったところが取れなくなるので、悪手です、
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- 双方C打ち形の穴に打ち、隅取り強制
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