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置き打ち付け手

通常の付け手より、相手に辺を確保させる強制力がある。

付け手は相手に辺確保を迫るものですが、
相手が辺を取ってくれない、つまり保留にされることもあります。

だけど、ここで紹介するのは、保留に出来ない、
つまり辺確保を強く迫る付け手になります。

こんな局面
白がd1に打ちました。
黒どう応じますか?

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解答
まあ標題の通りですが・・・

こんな付け手ですね。
見るべき点は黒c1の際、返している石がd2だけと言うこと!
c列には手を出してません。

この違いが大きく、白はここでb1として辺確保しなければ…
黒はg1と辺確保し、更にb1を余裕手にします。
なので白はb1に打たざるを得なくなります。

白b1に打てば白ウイングになるので、ここからどう攻めるかを練ることが出来ます。
黒には将来的にg2が有力になる(ってかこのタイミングで打つのがベストだと思うが…)

   

もし、白がb1を拒否した場合…

このようにコチラの置き打ち付け手に対して、
相手が辺を確保しなかった場合、
コチラは辺確保すると共に余裕手を作ることができます。
先も言いましたが、黒c1に付け手する際にc列の石を取らなくて済んだからですね。
これで次にb1と余裕手発射を可能にします。

もし黒g1打った直後、白が左上、つまりはb2にX打ち出来るような状況だと、黒も困ります。
実践ではそこまで読む必要がある。

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