説明だけよりも実践してみましょうか。
Step1の後半で紹介した、以下の項目↓
この辺の練習問題を作りました。
現状20問程度。中割りに比べると少ないですが、良い訓練になります。
【正解を見る】をクリックすると、文字通り正解が出てきます。
では、さっそく始めましょう。
練習問題2も作りました。
併せて考えてみてくださいね。
問題1-1
貴方は黒の立場です。1手進めてください。(2手進めると正解がでます)
白がg2に打ちました。
黒どこが良いですか?
正解はh1
ここ以外でも勝てる場所はありますが、隅(角)を取ることで安全に勝てます。
この時点で1行が黒の確定石になりました。
このあと白はh2に打つかどうか知りませんが、どのみちh2⇨h7と打てばh列も黒の確定石になります。
問題1-2
次の局面
どちらが優勢に見えますか?
正解は黒です。
序盤から白はたくさん取りすぎました。
問題の局面では白の石が圧倒的に多いですね。
しかしここから白の打てる場所がない。
ここで白番ならg7、h7しか打てず、黒は隅(角)が簡単に取れてしまう。
黒番だとしてもe8に打てば、次の白はg7、g8、h8の3箇所…
どこへ打っても黒に隅を取られます。
一方で黒は12箇所も打てるため、好きなように相手を誘導することができるため、大変有利です。
問題1-3
次の局面、黒番としましょう。
どちらが優勢に見えますか?
正解は黒です。
石の数は黒6、白12。
白の方が沢山とっているため、リードしているように見えますが…
石の数よりも大事なのは「打てる箇所数」です。
もしここで白番だとしたら…
打てる場所は4箇所のみ!
一方黒は…?
ぜんぶで17箇所もあります。
b2やb7、g2、g7は白に隅を献上する(=意味もなくX打ちをしてはいけない)ので論外としても、13個所あります。
これだけ打てる箇所数に差があると、黒は好きなように打ち進められるため、圧倒的有利になります。
問題1-4
黒番です、どこに打つのが正解でしょうか?
1手進めると正解が出ます。
正解はc8
ここ以外は全てX打ち、またはC打ち(簡単に隅を取られる)になってしまい、白のすぐナナメ横の隅(角)を取られてしまいます。
反対に黒c8に打てば、白がX、またはC打ちしかできないので、黒は隅を取って勝てます。
問題1-5
貴方は白の立場です。1手進めてください。(2手進めると正解がでます。)
黒がb2に打ちました。白どこが良いですか?
正解はa1
今すぐ打たなくても良いけど、隅(角)を取ってしまうのが良いでしょう。
このあと白はa8に打つことでa列を確定石にすることができます。
問題1-6
白の確定石はどれでしょう?
確定石とは、もう二度と返すことのできない石のことです。
正解は…この部分!
隅(角)から連続して辺を取っている形。
これだとa列、h列の白は返されることがなくなります。
問題1-7
白の確定石はどれでしょう?
確定石とは、もう二度と返すことのできない石のことです。
正解は…ありません。(笑)
右辺も左辺も、白が押さえていますが、これは確定石ではありません。
もし黒に隅(角)を取られると、あっさり変わってしまいます。
問題1-8
貴方は黒の立場です。
以下の2つの盤面をよく見てください。そこそこ似ていますね。
いまからf1へ着手しようと思うのですが、どちらの方が良い手に見えますか?
AかBでお答えください。
正解はB
Aの場合
Bの場合
今回の局面では、左辺が黒か白かで変わります。
Aは左辺を黒が確保しているため、f1に打とうとするとf2だけでなく、ナナメe2方向にも取ってしまいます。
一方Bは左辺、および左下方向が白であるため、返す石はf2だけになります。
となり合う辺を自分が押さえてしまうと、このように沢山取ってしまうケースがあるため、
序盤から次々辺を押さえるのは良くないことが多いです。
問題1-9
貴方は黒の立場です。
盤面右側に「ストップ!」と表示されるまで進めてみてください。
8回押すと出てきます(笑)
ではここの黒番、どこが正解でしょうか?
正解以外に打つと…
正解はf7
本項で紹介した「中割り」を考えると…
ぱっと見、d7とかg5が良いように見えますが…
実はこれf7以外に打つと黒全滅します。
一例
黒d7に打つと…
黒g5に打つと…
他にb4、b7、d3、f3も打てますが、全部全滅します。
(盤面の「Put」にチェックを入れると双方試し打ちできます。)
白直前のb6が大量取りすぎてビックリしたと思います。
このような全滅を防ぎたい時は…
自身の石の両端に相手の石がないようにする。
★のようなイメージ。
これで安心です。
この序盤進行、相手が初心者だと結構見かけるので、頭に叩き込んでも良いかも知れませんね。
問題1-10
次の局面、黒番としましょう。
どちらが優勢に見えますか?
正解は黒です。
石数は黒25、白17。黒の方がたくさん取っています。
しかし打てる箇所数が歴然の差。
もしここで白番だとしたら、打てる場所はb7、g7しかありません。
どちらもX打ちなので、黒はかんたんに隅(角)を取れます。
一方黒はこの局面で何箇所打てるでしょうか?
ぜんぶで16箇所もあります。
b2やg2、g7、g8は白に隅を献上する(=意味もなくX打ちをしてはいけない)ので論外としても、12個所あります。
これだけ打てる箇所数に差がついてしまえば、もはや勝負ありです。
ちなみに…黒が次の1手打つなら、どこが良いでしょうか?
一番分かりやすいのはh2でしょうか?
これで白はb7しか打てないので、いつでもa8が狙えます。
これで中盤問題No.1は終わりです。お疲れ様でした\( ‘ω’)/
中盤の練習問題No.1の続きです~。
Step1の後半で紹介した、以下の項目↓
隅(角)を狙おう
確定石とは?
辺は取り過ぎない方が良い
理由がないX打ちはダ
ここからNo.2へ進めます。
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