手塚システム・基本形【オセロ定石】

10手目d7までがローズ基本形と言われ、ここから

  1. 11-g3:シャープローズ定石
  2. 11-g4:フラットローズ定石
  3. 11-e7:手塚システム(本項で紹介)

という名前があり、分岐します。


①シャープ、②フラットローズ定石は、白のf3中割りの悪化&1石返しで手待ちするような打ち方。

一方、③手塚システムは自らc4に中割りの種を作るように打つイメージ。

(正式な定石名は手塚システム2。元祖手塚システム1はバッファロー定石からの変化らしいが、ややこしいので「手塚システム」で呼びます。)

 

数手先まで中割り

この分岐点から数手先は双方とも中割りを重視して打てば良い。
相手の中割りを消すよりも、自分の中割りを打つほうがキレイな形になり最善手となります。


一旦ここまでが手塚システムの基本形。次に…

大体この三択になります。

白から変化させるなら…

少し手前…14手目でf8(=④)が割とアリだと見ています。

手塚システム・基本形【オセロ定石】

 ★は上で示した最善

15手目で黒d8と打ち、辺に降りるパターンが多い。

この先は下辺のやり取りを経て、黒がc8を取り辺を確保する流れが多い。

序盤からC打ちをする分、黒としては注意深く進める必要があります。
が、「好手っぽく見える手はだいたい好手」な局面が多めな印象。定石初心者も積極的に打って良いと思います。

また、白が当てて黒が取り…を繰り返して早々に黒が山を作るパターンもあるので、一応覚えておくと良いでしょう。

次項にて、手塚システムの以後の流れを紹介します。

14手目~白変化

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