10手目d7までがローズ基本形と言われ、ここから
という名前があり、分岐します。
①シャープ、②フラットローズ定石は、白のf3中割りの悪化&1石返しで手待ちするような打ち方。
一方、③手塚システムは自らc4に中割りの種を作るように打つイメージ。
(正式な定石名は手塚システム2。元祖手塚システム1はバッファロー定石からの変化らしいが、ややこしいので「手塚システム」で呼びます。)
数手先まで中割り
この分岐点から数手先は双方とも中割りを重視して打てば良い。
相手の中割りを消すよりも、自分の中割りを打つほうがキレイな形になり最善手となります。
一旦ここまでが手塚システムの基本形。次に…
大体この三択になります。
白から変化させるなら…
少し手前…14手目でf8(=④)が割とアリだと見ています。
★は上で示した最善
15手目で黒d8と打ち、辺に降りるパターンが多い。
この先は下辺のやり取りを経て、黒がc8を取り辺を確保する流れが多い。
序盤からC打ちをする分、黒としては注意深く進める必要があります。
が、「好手っぽく見える手はだいたい好手」な局面が多めな印象。定石初心者も積極的に打って良いと思います。
また、白が当てて黒が取り…を繰り返して早々に黒が山を作るパターンもあるので、一応覚えておくと良いでしょう。
次項にて、手塚システムの以後の流れを紹介します。
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