相手が序盤から沢山石を取ってくる人であれば、こちらは少な目に取っていく。
そうすれば自ずと相手の石数が増えていき、次第に相手は打てる場所が少なくなっていく。
中~終盤に差し掛かる辺りででは相手の打てる場所が殆どなくなり、此方の好きなように相手に打たせられる…
と言う形になり楽勝、楽勝(・ω・)
のハズなんですが…
- もしかして、本当に全滅しないこれ??(・ε・`)
- 序盤で全滅食らいそうになってヒヤヒヤ(・_________・)
- いえ、本当に全滅してしまいました\(^0^)/
会社の人とオセロする機会があって、まぁ当然の様に圧勝してドヤ顔してたんすよ。。。
見直したら背筋が凍った(゜ロ゜; pic.twitter.com/fQRuQurVda
— 拓冬蛍 (@takufuyuhotaru) 2019年1月15日
↑有段者でも割とやってしまうことある(笑) 掲載許可済
と言う冷汗モノのケースに遭うことは意外とあります。
ここでは序盤での全滅への対処法を紹介していきますね。
全滅(全消し)とは?
オセロのルールでも紹介したように、
盤面全てが埋まらなくても、途中で片方の石が全て無くなってしまうと、
双方打てなくなるため、その時点で対局終了。
全滅させた方のパーフェクト勝ちになります。
当然ですが、反対に全滅した方はその時点で負けになりますね。
ちなみに、オセロ界では全滅のことを「全消し」とも言うので、頭の片隅にでも置いておこう。
オセロの勝ち方第一ステップとして、まずは序盤から石を取りすぎない。
ってことを紹介しました。
慣れないうちはこれを集中的に意識して打ちあえば良いのですが、
この打ち方をするようになって、初めて全滅の恐怖を感じる人(或いは本当に全滅してしまった)もいるでしょう。
序盤から全滅狙いの相手にどう対処する?
とある掲示板にて、
それまでに比べて勝率が上がりました。
ですが別の問題が発生しました。
相手が最初から沢山取ってくる人は今でも多いのですが、
序盤から常に全滅を狙って打ってくる人が怖いです。
実際に全滅してしまったこともあります。
やっぱり全滅をしないためにも沢山取った方が良いのでしょうか?
と言った趣旨の質問を結構頂きました。
やっぱりオセロ上達における最初の壁なのかも知れませんね。
実は相手が大量取り型の場合、
ある程度実力付いてくると、先まで読んで全滅しない打ち方が出来るのですが・・・
「初心者卒業!そして初級者の仲間入り」ぐらいの時期って、まだ数手先を読むのは難しいんです。
だから、打ってしまってから、「あ、やっちまった\(^o^)/」
なんてケースが意外と多い。
大丈夫!
いくつか対応方法がありますのでここで紹介しますね。
自分の石を貫通させる。
では、実際の流れみたいなものを…
白が大量取り型だとしますね。
「>>」で8手進めて、次の黒を考えてください。
ちなみにこのパターン、貴方が黒持ちだとして、
少し定石(これはウサギ定石)を打てるようになってくる辺りで、割と高頻度で出くわします(笑)
一番簡単な方法は…
貫通ですね。
打つことによって出来た石の両端に相手石が無い状態を作るやつ。
黒番
黒f7 貫通
このように打っておくと、そうそう全滅しないです。
黒f7によって、黒石はd5、e61、f7の3石になり、
その一つ外側(赤×印)はどちらも白石が無い状態。
白はこれを全て取るためには最低でも2手必要。
f8に打ってからc4ですね。
でもその間に、黒も打てるので全滅する心配はないです。
もう一手だけ。
↑の続きね。
「>>」で2手進めてください。
3手進めると、正解っぽい手がでます。
このように打っておくと、
e2もe7も白石がないので、これで消されにくくなります。
ちなみにこの手は少し先で紹介しますが「中割り」と言う非常に強力な手です。(お楽しみにw)
今の局面ですが、黒e3ではなく他に打つ。
例えばg5とかに打ってみると…
これでも、次黒e3やg4に打てば貫通状態になるので大丈夫なんだけどね。
(ちなみに、c4 or g6に打つと死にます。)
ただ、あまり貫通するような手を連発する必要はないです。
石数少なくなりすぎて、ちょと怖いと感じた時くらいで十分です。
あまり取り過ぎると、本当に不利になってしまうからね。
一辺だけでも確保しておく
初心者の打ち方の特徴で、辺をやたらと取りたがる。
と言う項目を紹介しました。
後ほど詳しく紹介しますが、基本的に辺の取り過ぎは不利になりやすいです。
じゃあ、辺は一切取らない方が良いのか?
と聞かれると、そうとも限らないです。
寧ろ相手が序盤から沢山取る人だと、辺も沢山取りたがる傾向にあります。
なので、ある程度辺のやり取りが出来るくらいまで手数が進んできたら、
1辺だけでも良いので取っておこう。
それだけで全滅の危険はほぼ無くなります。
ちょと盤面でも軽く紹介。
貴方は黒の立場です。次どこに打ちましょうか?
「>>」で1手進めると、正解が出ます。
このように打っておくと、
黒のa5を消すためには白最低2手(a4、a6)必要になります。
なのでそう簡単に全滅しなくなる。
少しだけ先の項目ですが
少し上の方で紹介した局面。
これも黒は辺に打つことが出来るのですが…
辺を確保しました。
確かに全滅の危機を回避できるのですが、
あまりいい手ではありません。
これについては初級編の返す石がむき出しになってはいけない辺りで紹介します。
簡単に言えば、黒3石も返している上、
返した石がb6、c6、e6
このままでは下の方には黒が打つことが出来ないため、打てる場所が減ると言う理由で好ましくありません。
2方向返ししてみる。
3つ目の方法は、2方向に向けて石を取る打ち方。
例えばこんな盤面で見てみましょうか。
貴方は黒の立場です。
黒d7と打てば、2方向返したことになります。
もし次の白が黒の石を沢山取る目的でd8に打った場合を考えると、
e6の黒は残りましたね。
(分かりづらかったら巻き戻して見てみて下さい。)
このように2方向に石を取れば、その全てを次の相手の番で全部取り返せる手というものは中々ありません。
結果全滅のリスクを減らせます。
ただし、
2方向返しである以上、最低でも2石は取ります。
場合によっては3石、4石と大量に取ることも多いです。
よってあまり乱用すると、今度は自分の石が序盤から増えすぎて、ここまで繰り返し述べているように、終盤に掛けて撃てる場所がなくなって負ける運命になります。
あくまで、全滅させられそうで少し危機感を感じた時に少し多めに取り、
安定してきたら再び少な目に取っていく、と言う意識を持っておこう。
結局のところは…慣れましょうw
- 貫通させるか
- 1辺取っておくか
- 2方向返しである程度居石数を残しておくか
どの方法でも全滅の危険性を大幅に下げられるけど、どれが適当かは練習して慣れてくださいね(’-‘)ノ
コメント
初めまして。
最近読み始めまして、参考にさせて頂いております。
勉強になり、楽しまさせて頂いております。
さて、【一応全滅には注意しよう。序盤から全消し狙ってくる相手にどう打つか?】のコラム(と言う表現で良いのでしょうか)ですが、説明の盤面がズレている様です。
修正なさって頂けると、分かり易くなると思います。
不躾に申し訳ありません。
宜しくお願い致します。
先程メールをした者です。
メール後に正常になっていました。
こちらの端末機の不具合の様です。
大変失礼致しました。
正常に表示されて良かったです。
プログラムの仕様上、時として表示が上手くいかないこともあります。
その際は「更新ボタン」を押すと、治る場合もありますね。
当方単独で運用しているため、ミスのまま放置してしまうことが多々あります。他になにか不具合があれば遠慮なくご連絡お待ちしています。
無いことが一番ですが(笑)
早々に、御返信頂いていたのですね。
有り難う御座います。