相手の隅打ちによって、貴方が確保した辺が取られる場合でも手止まりは打つ!

タイトルにするとかなり難しい...
もう少し砕いて説明すると、

相手に隅(角)を取られてしまいました。
そこから1マス空きを隔てて自分が辺を確保している。
この場合、どのみち相手に辺を取られてしまいますが、手止まりだけは打つべき。

って考え方。

うーんやっぱり日本語では説明しきれない。

 

大事なのは手数を稼ぐこと!

オセロの対局では、貴方の打ち方が上手く行かず、
残念ながら相手に隅を取られることもあります。

そこで見てもらいたいのは次のような局面です。
貴方は白の立場です。

相手の隅打ちによって、貴方が確保した辺が取られる場合でも手止まりは打つ!

見ての通り白X打ちしかできません。
どこに打っても、黒に隅取られてしまいます。

まずは白1手目どこが良いか。(ちょっとした復習でもあります)
次に黒に隅(角)を取られた後、白どう対応するかです。

では、実際の流れを見てみましょう。


まず復習とか書きましたが、
初手の白はこの場合3マス空きを狙おう。
前回やった偶数理論です。

この後、黒に隅(角)を恐らく取られるでしょう。

そして次の白です。
ここは、上盤面のようにb8と打ちます。

次の黒でf8に打たれてしまうと、どのみち下辺が相手の確定石になってしまいます。
でもこの打ち方が正しいです!

もしこれを恐れて、b8の手どまりを打たずに他に打つと、


このように黒に手止まりを打たれてしまい、
結局は次の黒でf8とされると下辺は黒になります。

つまり…

  • 白b8と手止まりによって手数を稼ぎつつ、下辺を失う。
  • 黒にb8と手数を稼がれ、しかも下辺も失う。

と比較すると、まだb8手止まりを打つ方がマシなことが分かるかと思います。

ちなみに最後まで打つと、白は上手く偶数理論が決まり勝てたりします(笑)


黒に次々隅(角)を取られても、手止まりを打ち続けて行けば意外と勝てたりもします。

やや特殊なケース。手止まりを打つべきではない例

上のように、辺を取られてしまう場合でも、手止まりは打つべきと紹介しました。
が、ここではちょっとした例外。
打たないほうが良いケースもあります。


この流れですね。
同じように白b8と手止まりで、手数自体は稼げるんですが…
この場合は白はb8にすぐ打たないほうが良いことが多いです。

理由は、黒がb8に打てないから。
白はc8~f8までを取っており、ここで黒がb8に打てるようなら、
そのまま次黒g8で、手数を稼ぎつつ確定石を増やされてしまいますが、

ここでb8を開けたままにしておくことで、c8~f8の白はまだ温存できます。


b8ではなく、今回は一例としてg6に打ちました。
これc8~f8の白はまだ温存できます。

少し先までの展開をだしてみましたが、
例えば黒が将来的にg7とX打ちしたとしましょう。

白がh8と隅(角)を取り、黒がg8の1マスに潜るとします。
ここですかさず白b8を埋めてしまえば、下辺は白で確定させる。
と言うことができる場合もあります。

まとめると…

自分が確保している辺、その端の隅(角)を相手に取られてしまい、
辺が明らかに相手に取られてしまう場合であっても、手止まりはしっかり打っておく。

ただし、その手止まりの箇所について、相手が打つことができない場合は温存した方が良いことが多い。

って感じですね。

 

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