オセロが強くなる、勝つためのコツ、打ち方は色々とあり、今後様々な手筋を紹介します。
が、ここで皆さんには知ってもらいたい。
もう呪文のように覚えちゃってください!
この先、何か手筋を紹介するたびに、
この手筋を利用すれば「打てる箇所数を多くできそうだな!?」と言うことに繋がります。
今は初心者かもしれませんが、
この考え方は有段者になっても例外なくあてはまる大事な要素なので、
オセロ強くなりたいと練習しつつ、常に意識できるようにしたいものです。
序盤から少なく取っているのに、後半不利になった??
いきなりですが、こんな流れを見てみましょうか。
白は序盤は少なく取ることを身に着けました。
黒はそこそこに実力のある人を想定しています。
ここまでで当サイトで教えてきた、
「序盤は少なく取る」と言う打ち方を徹底したのに、
白は何故か28手目辺りから、1石返しが出来なくなり、沢山取るようになりました。
正確には、白は沢山取らされたとも言えます。
少し見て頂きたいのは、白がX打ちしか出来なくなった41手目(上の盤面の終点)
ここでの互いの石数を見ると…
- 黒26石
- 白19石
白はずっと少な目に取ってきているため、黒よりも石数だけ見れば少ないですよね?
にも関わらず、追い込まれてしまいました。
どうしてこうなった??
白は黒を囲んでしまっている??
白は42手目で追い込まれてしまいましたが、この盤面だけでなく、途中経過をいくつか見てみましょうか。
白16手目まで、この形をよーく見てみると、
白が黒の石を取り囲んでいるように見えませんか?
石数は両者同じです。
ではもう少し進んで…
白20手目まで、
ここでもやっぱり白が黒を取り囲んでいるような形です。
次は下辺のやり取りになります。
黒が下辺を確保しました。
が白の打てる場所で1石だけ取れる場所がありません。
このまま左辺のやり取りに進み…
結果白はX打ちしか出来なくなりました。
この後黒は隅(角)を取り、そのまま押し切られてしまいます。
白が黒を取り囲んでしまっています。
これはまた別の極端な例ですが…
これが白番だとしましょう。
打てる場所は何箇所あるでしょうか??
答えは、
の6箇所です。
ですが、b2とg2は打っても黒に簡単に隅(角)を取られてしまうので、実質的には4箇所くらいしか有効打がありません。
では同じ局面、もし黒だと何箇所に打てるでしょうか?
結構ありますが、数えてみてください。
全部分かりましたかね??
正解は…
何と18箇所もあります。
同じくb2やb7、g7は白に簡単に隅(角)を取られるため論外としても15箇所あります。
このように打てる箇所数が沢山あると、
それぞれについて検討することが出来ます。
もしこれが黒番で、黒がそこそこに実力のある人なら…
左や下は白は打てない、だからわざわざ自分が打って白が打てる状態にする必要が無く、
寧ろ右側でそのまま詰めてしまえば良いよね?
(ちょっとワケアリで1石だけ白追加しています。)
これで白はX打ちしか出来ず、追い詰められてしまいました。
このように打てる箇所数が少ないと、相手に好きなように打たれてしまい、結果自分は不利になります。
逆に囲んでもらうような局面にすると良い
じゃあ、逆の立場、
つまり相手に囲まれるようにすれば、自分の打てる箇所数が増えて有利になりそう!
ってことに気付いた貴方は素晴らしい!
じゃあ少しだけ実例。
ここで白e2に打ってみます。
白e2に打ってみた。
どうでしょう? 打つ前に比べて白が中に囲まれているような形になった…
とは思いませんかね?
見て頂きたいのは、打った箇所だけでなく、返した石です。
既に置かれている石のなかでも、内部を掘り進んでいるような感じに見えたと思います。
中割り?
で、このような内部を掘り進むように相手の石を返すような打ち方を中割りと言います。
初心者の方は、おそらく初めて聞いたのではないでしょうか?
今回は視覚的に分かりやすくするために3石返しで一例を紹介しましたが、
出来れば少なく取る方が、より良い手であったりします。
ココに来て暴露しますが、
石をずっと少なく取り続けるよりも、このような中割りを駆使する方が良い手になりやすいです。
何故「序盤は少なく取る」と言う項目を設けたのか?
中割りをするにしても、毎回大量に相手の石を取るとやっぱり不利になりやすいからですね。
ただ1石返しであっても、自身で壁を作る(外部を取る)位なら、少し返す石は多めでも中割りする方が良いことが多い
って感じ。
それくらい中割りと言う手は重要ですわ。
次の項目からは暫く中割りについての紹介です!
中割りを身に付けられると、友人などの大半の人には容易に優勢を築きあげることが出来るようになります!
打つことが癖になるくらい、何度も中割りを打ってくださいね。
頑張りましょう!
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