オセロに関する用語、あ行になります。
ネットでのチャットや生オセロの大会では、皆当たり前のようにオセロ用語を用いて話すと思います。
事前に知っておくと会話の輪に入りやすくなると思うので、お暇なときに目を通してみてください。
用語は【読みがな / 用語のジャンル】の他、【類義語】や【対義語】も記載しています。
また当サイトでその用語について扱っているコンテンツがあればリンクを設置しています。
オセロ用語「あ」ではじまるもの
悪形【あくけい / 石の並び】
盤面上の特徴的な石の並びで、自分にとって不利に働く形を総称して呼ぶ。
- ブロック(ピュアブロック、セミブロック)
- ウイング(ピュアウイング、セミウイング)
- 壁
このような形を自分が作ってしまうと悪形になりやすい。
悪手【あくしゅ】
【類義】疑問手、緩手 【対義】好手
正確には「あくしゅ」と読む。
その名の通り、悪い手。
相手に簡単に良い手を与えてしまうような手は悪手になることが多い。
初心者が序盤何も考えずに打つ手は大体悪手である。
あっくん【あっくん / 人名】
高橋晃大氏の愛称。
詳しくはリンク先を参照。
当て【あて / 打ち方・戦術】
【類義】付け手
相手の辺に対し、隣に打つことで辺を確保させる手筋。
相手が辺を確保しないと、こちらが辺を取る代わりに手得しやすいため、やや強制力がある。
意味もなく当てるのは緩いことが多く、当ての一手で種を作ったりラインを通すなど、なにか得られるものが欲しいところ。
付け手とも言う。
例「当てて、取らせる」
アルティメットエンド【あるてぃめっとえんど / 手筋】
終盤間際で大量に石を確保し、そこから相手に連打されてもコチラの石を多く残して勝つ究極戦術。
勝てた方は「…危なかった」
負けた方が「は?なんで足りへんねん(怒)」
となること請け合い。
長大な演出で有名な某召喚魔法とはなんら関係はない。
暗記オセロ【あんきおせろ / 打ち方・手筋】
【対義】読みオセロ
序盤の定石を丸暗記すること。
序盤ものすごく早打ちが出来るが、忘れると大変である。
最近はソフトによる序盤の解析精度が上がり、有段者レベルになると少なからず暗記をしている人は多い。
オセロ用語「い」ではじまるもの
石井健一【人名】
現八段。第7、11回世界大会優勝者。
石橋流【いしばしりゅう / 定石】
序盤から、一石返しを繰り返す進行。
一石返し【いっせきがえし / 打ち方・手筋】
【対義】大量取り
石を1個だけ返すこと。
大量に取るよりは大悪手にはなりにくく、初心者が最初に意識するであろう戦術。
井上博【人名】
第1、3回の世界大会優勝者。
一本道【いっぽんみち / 打ち方・手筋】
終盤およそ50手目辺り(?)から、
終局まで正解と言える打ち方がほぼ一通りしかなく、それ以外は論外なのが明らかな状態。
自分が勝勢の時はできるだけ一本道で勝ちたいもの。
一方で敗勢の時は、相手に一本道で勝たせないために、多少石損してでも最後の足掻きの手を検討したいところである。
オセロ用語「う」ではじまるもの
ウイング【ういんぐ / 石の並び】
辺の形の一つで、辺のAから反対側のCまで同色の石が並んだ状態。
付け根側のX打ちに弱く、一般的にやや悪形と言われる。
ただ、状況に応じて作ったほうが良い場合も多々ある。
中辺も全て同色のものは「ピュアウイング」と言う。
兎定石【うさぎじょうせき / 定石】
四大定石の一つでF5D6C5と打つもの。
他の定石に比べて最善が比較的分かりやすく、初めて定石を覚える人はこれから始める人が多い。
ローズ進行がメイン、他に大和久流、井上流、横兎などもある。
牛定石【うしじょうせき / 定石】
四大定石の一つでf5f6e6f4(D6でも同形)と打つもの。
白初手が斜め取りの場合、99%以上は白4手目までこの形になる。
黒5手目が最大の分岐点で、メジャーな順では、
- e3:牛本定石
- g5:飛び出し牛(闘牛)定石
- g6:蛇定石
- c3:バッファロー定石
- g3:ヒラメ(ロケット)定石
- g4:狸定石
- f3:裏狸定石
- d3:裏蛇定石
- g7:暴走牛定石
と分かれる。
白持ちで斜め取りをする場合は、この黒5手目がどこに打たれても対応できる必要がある。
馬定石【うまじょうせき / 定石】
兎定石からの派生。
f5d6c5f4と進み、黒5手目でd3に打つ手。
白4手目f4はこれ以外は大悪手なので、白初手が縦取り(=兎定石)なら黒からほぼ確実に仕掛けられる定石でもある。
白に正確に対応されると黒若干不利になるが、それでも研究次第では全然通用するため、今でも大きい大会で見かけることはある。
裏こうもり定石【うらこうもり / 定石】
飛び出し進行からの進行。こうもり定石とよく似ている。(要説明)
オセロ用語「え」ではじまるもの
A(A打ち)【えーうち / 打ち方・手筋】
各辺中央より一つ隣の位置で、a3,a6,c1,f1,c8,f8,h3,h6の8マスにあたる。
辺に打つ場合「迷ったらA打ち」という言葉があるがあまり過信しない方が良い(例外はあるんで…)
X(X打ち)【えっくすうち / 打ち方・手筋】
盤面上の角より一つ斜め内側に存在する。b2,b7,g2,g7の4か所ある。
序盤に理由もなく打つとまず負ける。
中盤~終盤に掛けては打つX打ちは色々なことが起こる。
他に空きマスが多い段階で、そこしか打てない時は大体負ける。
逆に相手が辺を確保している場合は、空きマス次第では攻撃の一手になりうる。
四隅周辺しか空きがない終盤で、斜めラインを通しきるX打ちは非常に強力だったりする。
FJT【えふじぇいてぃ / 定石】
虎定石からの進行。
(要説明)
オセロ用語「お」ではじまるもの
オセロジャパン【おせろじゃぱん / アプリ・サイト名】
オセロの情報(大会、オセロ講座、ブログ、便利ソフト等)が載っている情報量の多いサイト。
日替わり終盤問題や、オンラインオセロ教室など、コンテンツが充実している。
運営者は中島哲也八段。
どう見てもYahoo! JAPANから取ったとしか思えないが・・・(笑)
大会案内がメイン、連盟が運営している日本オセロ連盟というサイトも有名。
大阪支部定例会【おおさかしぶていれいかい / 生オセロ・大会】
大阪府堺市で月1くらいの頻度(第三日曜日辺り?)で開催されるイベント。
大会というよりは練習会のような雰囲気で、全国レート対象外。
段級位の制限はなく、誰でも参加可能。
レート定例会専用のものがあり、これを元に石差ハンデがあったりするので、初心者でも勝てることが結構ある。
置き打ち【おきうち / 打ち方・手筋】
辺に着手する時に、一つ内側の中辺を返さずに済む打ち方。
隣のマスが余裕手になることが多く、辺の打ち方の中では好手であることが多い。
王座戦【おうざせん / 生オセロ・大会】
全国規模の大会の一つ。
他の全国規模大会である「全国名人戦」または「全日本選手権」で、規定の勝利数を収めた選手(およびシード選手)のみに出場権がある。
名人戦、全日本選手権のように「無差別の部・女子の部・小学生の部」といった部門分けがなく、全員が1つのリーグで戦う。
当然ながらレベルは非常に高い。
大会はブライトウェル方式で行われる。
優勝者は王座のタイトルと、世界大会への出場権が得られる。
オセロクエスト【おせろくえすと / アプリ・サイト名】
スマホで利用できる、オセロの対人戦ができるアプリ。
日本オセロ連盟公認でもある。アプリの作者は棚瀬寧氏
2020年時点ではオセロ対戦アプリとしてはかなり有名だろう。
対局方式はランダムマッチング。ただし似たレートと当たりやすいようになっている。
レートや連勝数などの基準を突破すれば、クエスト内での段級位が与えられる。
オセロクエストはこちら。
オセロ小学生グランプリ(OSG)【おせろしょうがくせいぐらんぷり / 生オセロ・大会】
小学生のオセロチャンピオンを決める大会。
まずは地方大会があり、上位者が全国大会へ駒を進められる。
TOPレベルになると大人もビックリな実力者もいて、最近は若い人の活躍も多くなっている。
(きっとこのサイトがキッカケの子もいるよね?!)
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