オセロ用語集【か行】

オセロに関する用語、か行になります。

ネットでのチャットや生オセロの大会では、皆当たり前のようにオセロ用語を用いて話すと思います。
事前に知っておくと会話の輪に入りやすくなると思うので、お暇なときに目を通してみてください。

用語は【読みがな / 用語のジャンル】の他、【類義語】や【対義語】も記載しています。
また当サイトでその用語について扱っているコンテンツがあればリンクを設置しています。

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オセロ用語「か」ではじまるもの

快速船定石【かいそくせん / 定石】

牛本定石(f5f6e6f4e3c5c4)から、白8手目でe7と変化する進行。
白が最善を外すため、厳密には変化手ではあるが、最善進行と変わらないくらい非常に人気が高い。

石の配置が船っぽく見えることが由来らしい。


開放度理論【かいほうどりろん / 打ち方・戦術】

着手によって返る石を1個1個見ていき、各石の周囲がどれくらい開いているのかを数値で表したもの。
大雑把ではあるが、数値が小さいほど良い手と言われる。

参照:開放度理論


返し過ぎ【かえしすぎ / 生オセロ・大会】
【対義】返し忘れ

生オセロで起こりうる不正行為で、本来返すべきでない石まで返してしまうこと。

ネットオセラーが生オセロデビューするときによくやってしまう。
大会でも時々見かけるが、頻度としては後述の「返し忘れ」の方が多い。

大会で犯した場合は大会によって決められたルールに従う。


返し忘れ【かえしわすれ / 生オセロ・大会】
【対義】返し過ぎ

返し過ぎの逆で、返すべきである石を返さないこと。
オセロは着手した石から見て、挟んでいる石は例外なく返さないといけないのがルールであり、返さないというのはルール違反になる。

特に終盤は返す石も増えることから、有段者でさえ見落としで返し忘れをすることが結構ある。

わざと返し忘れをして盤面を有利にしようとする人も極少数ながらいるかもしれない。
ちゃんと指摘しよう。

大会で犯した場合は大会によって決められたルールに従う。


カギ【かぎ / 石の並び】

オセロの配置「カギ」

このような中辺と、辺のA(B)1マス空きB(A)という配置のこと。
辺に繋げて打つと相手に(中割りなどで)反撃されてしまうが、放置はできない場合にこのような形を形成することがある。

1マス空きのe1は(画像の場合)白が打てないため一見悪形に見えるが、
黒がe1やc1に打った時に白がもう一方を打てるような状況にしておけばそれほど悪い形ではない。


確定石【かくていせき / 石の並び】

もう二度と返らない石のこと。これを増やすことが勝ちに繋がる。
隅(角)から連続で辺上を確保している石は分かりやすい確定石である。分かりにくい確定石もある。


数える【数える / 手筋】
【類義】カウンティング

最も終盤で利用される戦術。
予想される手筋を考えた後、それが何石自分のモノにできるかを目で見て数える方法。

僅差での勝敗になりそうな場合ほど、正確さが要求される。
一方大差で勝てる時はそこまで気にしなくて良いが、大会では取った石数合計が最終順位を決める要素になるのでやはり重要。

何マス空きから数えられるかは、盤面の単純さやプレイヤーの実力による部分が大きいが、4マス空きくらいからは数えたい。
盤面が単純(=一本道系)かつ強いプレイヤーだと10マス空きくらいから数えるケースもある。


角(隅)【角(すみ) / 石の並び】

盤面の端っこ存在する4マスのこと。正式には隅(すみ)と呼ぶ。
確定石を増やす起点となる。

自分から打ちたくて打つのは好手であるが、相手に打たされてしまってはダメである。
初心者が「ここを取れば勝てる」と言うが、それは必ずしも正しいとは言えない(角全部取っても負けることはある)。


【かべ / 石の並び】

盤面上に片方の石が囲うように並んだ状態。
相手がそこへ打たない限り自分から打てない為、あまり良い形ではない。

現代オセロ最新理論によると、「最外側の石の縦横の並びが三石同色で続いた形の中央の石」のことを言う模様。


関西選手権【かんさいせんしゅけん / 生オセロ・大会】

毎年10~11月頃に開催される、近畿北陸ブロックでは大きな大会。

大会は「A級=有段者の部」と「B級=級位者の部(段級位なしも含む)」の2部門で行われる。
後者には有段者は出場できない、反対に前者には級位者は出場できない。また、過去に段位相当の成績を収めた人は申請有無に関わらず前者への出場となる。

有段者の部は優勝で四段が認定される数少ない大会。級位者の部は優勝で初段認定。
管理人は2007年のこの大会で三段へ昇段した。


緩手【かんしゅ / 打ち方・戦術

【類義】悪手 【類義】疑問手 【対義】好手

相手に逆転の可能性を与えてしまう手。
正しく打てば楽に勝利できたものを自分から複雑にしてしまう場合(それが石損している場合)にも用いられる
緩い度合いによっては悪手になることもある。


完全読み【かんぜんよみ / 打ち方・戦術】

終局までの全着手パターンを頭の中で再現し、一番石数が多くなるように打つこと。
ソフトの場合30個空きくらいから完全読み可能だが、人間の場合は一本道に近い形でもせいぜい10手程度である。

 

オセロ用語「き」ではじまるもの

鬼神【きしん / 人名】

為則英司氏の愛称。
詳しくはリンク先を参照。


棋譜【きふ / その他用語】
【類義】 

対局の記録。
オセロの場合、着手場所の読み方に従って【e5d6c5…】という感じで表記する。アルファベットは小文字、大文字どちらも使われる。


疑問手【ぎもんしゅ / 打ち方・戦術】
【類義】悪手 緩手 【対義】絶妙手

相手の着手が、こちらの読みとは異なった手。
一般的には悪手に対して用いられる。
読みとは異なるけど、その手がとても良い手の場合は絶妙手と言ったりする。(要するに分かりにくい素晴らしい手)


逆偶数理論【ぎゃくぐうすうりろん / 打ち方・戦術】
【対義】偶数理論

黒の三技の一つ。
中~終盤に掛けて白から打てない奇数空きが出来た場合、そこ最後まで温存することで、終盤で白にパスをさせ、黒が手止まりを打っていく戦術。
終盤で白がパスをし黒が多く打てるため、逆偶数理論に持ち込むと黒非常に優勢になる。


級位(者)【きゅういしゃ / 生オセロ・大会】
【関連】有段者 

日本オセロ連盟が公認する、実力の証明となるもの。そしてその所持者。

連盟主催の大会で所定の成績を収めることで認定される。
級位に関しては、有段者は出場できない級位者限定の大会での認定基準となることが多い。

現在は1~7級が存在するが、大体は5級より上くらいから認定されることが多い。
数字が小さいほど強い。1級の上に初段がある。


求心定理【きゅうしんていり / 石の並び】

自分の石は盤面の中央にある方が良いという考え方。
候補手が2か所以上あり、どちらがいいか判断付かない場合、この方法に従うという手もある。
中央志向とも言われる。


京都オープン【きょうとおーぷん / 生オセロ・大会】

毎年5月のゴールデンウィークに開催される、近畿北陸ブロックでは大きな大会。
優勝すれば3万円相当の賞金がもらえる。

開催場所が駅チカではなく、少し離れたのどかな地域の傾向にある。
連休中だけあって、近畿北陸以外からの遠征参加が多い。

参加者が非常に多く、毎年100人近くの大人数になる。
優勝すると四段が認定される。

また京都オープンの翌日に、兵庫スーパーリーグ&登竜門リーグが開催されるため、遠征勢は両方とも参加するという人もいる。


局面【きょくめん / 石の並び】

盤面の石の並び方。


切り返し【きりかえし / 打ち方・戦術】

辺の打ち方の一つ。
相手の付け手に対して、その反対側に付け返し、相手の辺取りを誘う打ち方。

付け手をされてこちらが辺を取らざるを得ない状況は良くないことが多いが、切り返しができる場合、これが有利になりやすい。


金魚定石【きんぎょじょうせき / 定石】

ローズビル進行(f5d6c3d3c4f4c5b3c2)で進み、ここから白最善三択(b4、e3、e6)のうちe6に打つものが金魚定石である。

e6から最善手でc6b4b5と進んだ形が金魚のような形に若干見えることから名付けられたらしい。

別名、為則定石とも言われる。Zebraではそのまま「Tamenori」と表記。
ローズビル自体が大会でも超頻出であり、そこからの白派生のため非常に人気の定石。

 

オセロ用語「く」ではじまるもの

偶数理論【ぐうすうりろん / 打ち方・戦術】
【対義】逆偶数理論

偶数空きには後から打つ方が有利であるという理論。

ちょっと↑だと初心者には分かりにくい説明だが、
要は奇数空きに先着しよう。そうすれば相手が偶数空きに先着…これで最後の1マス空きは自分が埋めることができるため、多く石を残せるというもの。

途中でパスが無い限り、最後は白が埋める形になるため、一般的に白の終盤手筋。
奇数空きに先に打つことを意識するだけなので、理論自体は初心者でもすぐに身につけられて、しかも強い。


黒番【くろばん / オセロのルール】
【対義】白番

黒を持った人のこと。

オセロ用語「け」ではじまるもの

オセロ用語「こ」ではじまるもの

好形【こうけい / その他用語】
【対義】悪形

盤面にある自分の石配置が良いこと


好手【こうしゅ / その他用語】
【対義】悪手

良い手。反対は悪手。
一般的には、中割りなどによって次の自分が打てる箇所数を増やせたり、相手に簡単に好手を与えないような手が好手とも言われる。


神戸オープン【こうべおーぷん / 生オセロ・大会】

2007年夏に第一回が開催された。優勝者は為則九段
最近は開催されていない模様。

因みに管理人はこの大会で5勝1敗の結果を残し(51人中5位)、初段を認定された。


高段者【こうだんしゃ / 生オセロ・大会】

有段者の中でも高い段位を持っている人(四、五段以上?)のこと。
最近はスマホやPCでソフトによる解析が容易にでき研究環境を充実してきているからか、レベルも上がっている模様。


こうもり定石【こうもりじょうせき / 定石】

牛本定石(f5f6e6f4e3c5)から、黒7手目でg5へと変化する。
局面がややコウモリに似ているから名付けられたのかも知れない。

評価値は-2のメジャーな変化。この後も互いに候補手が複数あり、駆け引きの多い進行になりやすい。


【★ / ★】
【類義】 【対義】

説明

 

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