オセロ終盤のコツ・最後の1マスを埋める(手止まりを打つ)と石を多く残せる

オセロは序盤はボックスをメインに打って行き、
中盤にかけて中辺、辺と拡大するかのように打ち合って行く。

そして終盤は4箇所の隅(角)付近が空きマスになることが多いです。

オセロの終盤って意外に簡単??
ざっくりこんな感じ。綺麗に4マス×4の空きになった例

最後は隅(角)付近の空きますを埋めるように打ちながら、終局していくことが多いものです。

まず初級レベルの貴方が知っておきたいのは、冒頭の通り最後の1マスが出現したら、埋めることを意識することです。

 

最後の1マスの埋め方

標題にも書きましたが、
最後の1マスを埋めることを「手止まり(てどまり)を打つ」と言うことが多いので知っておきましょう。

最後の1マスとは、60手目のコトだけではないですよ?

例えばこんな局面。
相手(黒)がh2に打ちました。
対する白はどう打ちますか?

ここで盤面を見るとg2に1マス空きが出来たのが分かるかと思います。
この時点で白は他にも右下(g7、h7)、左上(b2)、左下(b7)に打つことが出来ます。

ですがここでは…

このように1マスを埋めてしまいましょう。
これでまた黒番になりますが、X打ちやC打ちくらいしか打てず、白は楽々隅(角)を取ることができて安定して勝てます。

逆に相手に埋められると…

では先ほどの局面、白がg2を埋めなかったらどうなるか?
例えば、白はh1の隅(角)を取れたことで、続いてh7を狙いに行ってみましょうか。

このように、1マス空きを放置した場合、
相手が打てる場所であれば、相手に打たれてしまいます。

ここで、毎度しつこいくらいに言いますが、
オセロは打てる箇所数が多い方が有利になりやすいゲームです。

白が1マス空きを打ってしまえば、黒は別の場所に打たなければいけない。
この場合はX打ちをしないと行けなくなり、白にとっては楽々隅(角)を取れて勝てます。

一方どっこい、貴方(白)が1マス空きを放置して他の場所に打った場合、

まずは他の場所に打ったことによる手損があり、
この隙に相手には1マス空きを埋められるので、また再び貴方は他の場所に打たないといけない。

簡単に言えば、2手分他の場所に打たなければ行けなくなり、
自分の打てる箇所数を2手分減らしたとも言えます。

こういうことから、終盤にできやすい、残り1マスは相手に取られる前に取ってしまうことが大事と言えます。

さらに、自分が埋めるか、相手に埋められるかで、その周辺の確定石も大きく変わってしまいます。

 

最後の1マスを埋めるとどれくらい差が出る?

1マス空きを相手より先に埋めてしまえば、実質的(相対的)に2手分の手数を得られるんですが、
それ以外にも、着手した周囲をほぼ確定石にすることができます。

例えば先ほどの局面で…
オセロ終盤のコツ・最後の1マスを埋める(手止まりを打つ)と石を多く残せる

ここで白が埋めるか、黒が埋めるかで、これだけ変わります。

①白が埋める
オセロ終盤のコツ・最後の1マスを埋める(手止まりを打つ)と石を多く残せる

②黒が埋める
オセロ終盤のコツ・最後の1マスを埋める(手止まりを打つ)と石を多く残せる

今回の場合は
f2、f3、g2、g3の4マスが白になるか黒になるかです。
取るか取られるかで4石分の差が生じます。

たかが4石と思うかも知れないけど、
終盤は本当に1石でも多く取ることが大事であり、4石でも無駄にしてはいけない。

今回は

  • 白が埋めれば1石返し
  • 黒が埋めれば2石返し

と比較的少な目ですが、これが大量の取ったり取られたりとなると、より先に埋めてしまう重要性は増します。

早い段階からこの意識を癖にしておく方が良いです。

上で紹介したように、確定石だけでなく、手数でも2手分変わってくるワケだし…

絶対確定石ではないけど、ほぼ確定するよ

確定石を正確に数えるのはやや難しいですが、
この局面を見て、右上の埋めた箇所が、他の右下、左上、左下から結構離れていることが分かると思います。

終盤は1行(1列)をばっさり抜くと言う打ち方も多いため確実ではないんですが、
このように離れたところを埋めることが出来れば、そこそこの割合でその石を自分のモノにすることが出来ます。

つまり、埋めろ!ってことネ。

直ぐに埋めなくても良いケース!?

いきなりですがこんな例です。
突然変異(笑)が起きて、なんと2箇所に1マス空きが出来てしまいました。

貴方は白の立場です。
さてどうしましょうか?
オセロ終盤のコツ・最後の1マスを埋める(手止まりを打つ)と石を多く残せる

2箇所に1マス空きが出来た場合なんですが、
当然ながら両方一気に2手打つことは出来ません。

つまりどちらかは相手に取られてしまう、と言う流れになってしまいますが…

正解があります。

この例題で言いたいのは、2箇所の1マス空きがありますが、

  • b1の方は黒から打つことが出来ません。
  • 一方でg2は黒からも打てます。

この場合、相手が打てない方は急いで打つ必要がありません。
相手も打てる方から埋めて行けばOKです。

今回2箇所の1マス空きがありましたが、
1箇所だけ1マス空きが出来ていて、自分だけ打てる、相手は打てないなんて空きマスの場合も、同様に急いで打つ必要はありません。

ちなみに、このように相手が打つことが出来ず、自分だけが打つことの出来る場所のことを余裕手と言ったりします。

この余裕手を持っていると、結構有利になりやすいです。
また後ほど紹介しますね。

まとめ

最後の余裕手に関してはまた詳しく紹介するとして、
ここで大事なのは…

  • (相手も打てる場合)1マス空きが出来たら、まずそこを埋めることを考える。
  • 埋めるか埋められるかで、実質2手分の手得、手損が発生するため
  • 終盤の埋めた場所は、比較的確定石になりやすい。
 

次はですね…
対局していれば、相手に隅(角)を取られることだってある。
取られた時のちょっとした対処法の一部を紹介するよ。

相手の隅打ちによって、貴方が確保した辺が取られる場合でも手止まりは打つ!
タイトルにするとかなり難しい... もう少し砕いて説明すると、 相手に隅(角)を取られてしまいました。 そこから1マス空きを隔てて自分が辺を確保している。 この場合

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