10手目d7までがローズ基本形と言われ、ここから
という名前があり、分岐します。
11手目の黒は経験的に99%の頻度で、3種のどれかに打たれます。
(他は悪手なので打つ人はごく少数。そこの対策は後回しで良いでしょう。)
手塚システムだけ少し離れていて、石の取り方も異なりますね。
こちらはウサギ定石一覧・手塚システムの項目で紹介します。
ここではシャープとフラットの違い
シャープって、シャープペンシルとか言うじゃないですか?
先が尖っている。
↓
鋭いって意味。
↓
【∠】←こんな先が尖って斜めなイメージ。
↓
鋭いって意味。
↓
【∠】←こんな先が尖って斜めなイメージ。
こんなイメージで…シャープと名前のつく定石は「斜め方向に返す」と覚えておけばOK
他にはシャープコンポスという定石が有名。
こんな感じですね。
これに対して、白は97%c4に打つと思って良いです。
下側の白ダンゴ状の石に、隙間なく引っ付けるような一石返し。十分に良い手ですね。
黒13手目が選択肢多め
次の黒13手目~いくつか選択肢があります。
これは一つ前の一覧記事「シャープローズ定石一覧」に載せています。
最善と言われるのはb4、打ちやすいのは13-g5やg6かなぁ。
回り込むように打つ(ローテーション型)ので、何となくでも最善手が打ててしまいます。
黒はシャープローズを打つ場合、白12手目はc4ほぼ一択、ついで黒13手目にいくつか選択肢がある。
となると黒側が仕掛けやすい定石ですね。そういう意味でも初心者向けです。
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