大会で1級昇級の成績を収めたなら、認定料を払って1級になった方が良い理由。

昇級(昇段)できる成績を収めた場合。
よく「●級への昇級権利を得た(●段への昇段権利を得た)」という表現をします。

どういうことか?
大会で昇級、昇段可能な成績を収めても、昇級・昇段するかどうかは「権利」であり、申請を行う必要があります。(申請自体は簡単)

実は申請を行わず、今の段級位のままでいることも可能です。
(昇級・昇段権利は大会日から3か月有効)
理由は様々ですが、認定料払いたくないとか、自分の実力に納得いってないとか…あるのでしょう。

しかしこの記事のタイトル通り、1級の昇級権利が得られたなら、僕は1級になっておくことをオススメします。

 

1級を持っていると、次はいきなり二段へ昇段することも可能だから

昇段にはオセロ連盟の決まったルールがあります。

第4条を抜粋したもの

第4条 2項から4項までに定める場合を除き、現在認定されている段級位から2段階までの昇級・昇段ができるものとする

2項 級位者または級の認定を受けていないものは、初段を限度として2段階以上の級・昇段ができるものとする。ただし小学生以下を対象とした大会においては、1級を限度とする

3項 全日本選手権無差別の部、名人戦無差別の部および王座戦の優勝者には、七段を贈る

4項 六段以下の者が世界選手権大会において、優勝した場合は七段を贈る

5項 七段の者が前3項の大会で2回優勝した場合は八段を贈り、八段の者が前2項の大会で2回優勝した場合は九段を贈る

6項 五段の者がさらに2回五段に認定される資格を得たときは六段を申請することができるものとする

ただし、女子の部については六段までとする

要するに、昇段は2段階まで
(全国規模の大会は例外=3~6項)
1級を持っていれば、そこから2段階上の二段まで昇段可能ですよ、ということ。

一方、2級以下、または認定されてない人の場合、
級位間では1級まで飛び級ができますが、段位については初段までになります。

大会で1級昇級の成績を収めたなら、認定料を払って1級になった方が良い理由。

初段と二段の基準って1勝差で変わるのじゃ

オープンの大会だと、6回戦中

  • 4勝で初段
  • 5勝で二段

くらいが認定基準なんですね。

この1勝差、大きいんですけど…
貴方が1~2級のレベルなら、調子が奮って5勝できてしまうことが結構あります。

ここで1級をすでに持っていれば、一つ上の二段へ昇段ができちゃうんです。

初段と二段の差は…まあそこそこですが。
初段は級位者限定の大会でも獲れるのに対して、二段以上は基本オープン以上の大会でないと獲れないですからね。

それなりの価値がある段位になってきます。

よって、僕は1級の権利を得たなら、申請しておくことをオススメしますね。
申請料は500円、そんなに高くないですし。

主催の方が申請するか聞いてくるので、その場で申請しておきましょう。

 

なんでこんな事言うか?

僕がそうだったからです(笑)

2級のときに某オープンの大会で5勝(6回戦)しました。
二段相当だったんですが、この規定によって初段になりましたからね。

その3か月後に調子爆発して一気に三段になってしもうたが…

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