皆が大好き、隅の価値は?
強力ですよ(’-‘)ノ
隅を取ることで、ココを起点に確定石を増やしていけます。
次の「確定石とは何ですか?」で詳しく説明しますが、
もう二度と変わることのない石のことです。
つまり、「隅(角)を取る」⇨「確定石を増やしやすくなる」「勝利に近づく」
という流れ。
隅を取れる時は一先ず取ることを検討しよう。
また、隅を全部取れば絶対勝てる?
と考える初心者はいると思いますが…本来はどうなんだろ?
隅(角)を取るための条件
オセロは「相手の石を挟んで取る」
と言うルール上、既に置かれている石の隣しか置けないですよね?
つまり隅(角)が取れるようになるには、
- X打ちをする
- C打ちをする
のいずれかが必須になります。
◯の位置に、相手色があれば打てる機会がある。
とりあえず今回は最も簡単な例。
相手が、X打ち、または、C打ちしたら隅(角)を取れるチャンス。
と思って、打ってみよう。
相手がX打ちした時の隅(角)の取り方
例えばこんな局面。
貴方は白の立場です。
黒は他に打つ場所がなく、b7に打ちました。
白どう打ちますか?
先ほど同様、「>>」で1手進めて考えてください。
2手進めると答えが出ます。
こんな感じに隅(角)を取ればOK。
このように、相手を追い詰めてX打ちをさせた。
しかも、白は簡単にa8を取ることができます。
さらに白はh8も打つことができますね。
すぐに隅(角)を取れないケース
さっきと似た盤面ですが、少し状況が異なります。
こんな局面。
貴方は白の立場です。
「>>」で1手進めて考えてください。
さてどうでしょう?
今度は白a8に打てるでしょうか?
残念ながら、すぐには打てないですよね?
その理由は、下図の黒ナナメラインのように、黒で通ってしまっているから挟めないんですね。
ちなみに、黒の斜め一色の状態を
- ブラックラインが通っている
- 対角線を通す
と言います。
ブラックライン
呼び方はこう言うことです。
オセロの初期位置は図のようになっており、
右上と左下が黒
左上と右下が白
であり、その延長線上のラインということ。
黒がラインを通しているからブラックラインではない。
覚えづらかったら「対角線」で良いと思います(笑)
これはブラック、ホワイト両方に使えますので!
この場合は、すぐには隅(角)に打つことができません。
どうすれば良いか?
対角線を切る
もう一度、先ほどの局面を見てみましょう。
「>>」で進めてください。
すぐに隅(角)に打てない場合は、
このように黒で通っているブラックライン(対角線)を切るように打てばOK。
次の番で白は隅(角)が取れますね。
対角線を切ったのに、次の相手の番で、切った石を再び返されると対角線が復活します。
そうなると隅が取れなくなります。
このへんは少し先読みが必要なので、少し先で紹介します。
相手がC打ちした時の隅(角)の取り方
次は、相手がX打ちではなくC打ちした場合を見てみよう。
X打ちに対する対応と少し変わります。
最初は簡単な例で…
白が次のように打ってきた場合です。
貴方は黒の立場です。
先ほど同様、「>>」で1手進めて考えてください。
2手進めると答えが出ます。
このように黒はh8を取ればおけまる。
確定石とは何ですか?で再度説明しますが、
8行の黒石(6個分)はもう二度と白に変わることがありません。
これを確定石と言い、これを増やしていくと勝利にどんどん近付きます。
X打ちに比べると結構分かりやすいと思います。
隣に打ってきたからそのまま取ってしまえば良いですね。
ただし相手を追い込んだ時は、このようなC打ちされるよりもX打ちをされる方が多いです。
隅(角)を取らないとどうなる?
ではもし、黒はh8に打たなかったらどうなるか?
貴方は黒の立場です。
先ほど同様、「>>」で2手進めて考えてください。
3手進めると、白がどこに打つかが出てきます。。
このように白に反対側まで取られてしまうと、黒は隅(角)を取れなくなってしまいます。
相手からこのようなC打ちをされると、
「隅(角)を喜んで取れる」と言うより「取らなければいけない」とも言えますね。
この辺はまた後ほど応用例を考えていきます。
相手が辺を取っていてさらにC打ちをする場合
こういうやつです。
相手が編を確保していて、そこへ繋げるようにC打ちをした場合は、
此方が隅(角)を取ることはできません。
隅(角)を全部とれば絶対勝てる?
絶対とは限りません。
4隅とも取れれば、上級者同士の対局でも8割以上は勝てると思いますが、
絶対とは限らないです。
隅を取ったがために逆に負けるようなケースもあります。
隅(角)は取りたくて取るのは強いが、取らされてしまってはダメ
と言う表現があります。
ただこれは少し難しい話になるので、
貴方がもう少し強くなった頃に、改めて「隅を取る=不利になる」事例を紹介します。
取り敢えず現段階では、隅を取れる時は取る!この考えで強くなりましょう。
相手がなかなかXやCに打ってくれない
初心者であっても、
隅(角)を取られてはいけない
最低限このへんは把握している人は多く、意味もなくXやC打ちはしてくれないと思います。
つまり相手にXやC打ちしか出来ない状況へ持って行くことが大事になります。
それについては、初心者をぶっ倒すためには?で少し紹介します。
では引き続き…
当記事で何度か出てきた「確定石」とはなにか?
次の項目で見てみましょう。
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サイコー