オセロの終盤は一手のミスで逆転が起こり得るから、難しい!
と言われることも多いのですが、意外と簡単な局面になることもあり、
ちょっとしたテクニックを知っているだけで初心者相手には楽々勝てることも珍しくないです。
オセロは石を挟みながら打つゲームであるため、最初はボックスから石が打たれて行き、少しずつ広がっていき、
最終的には…
こんな感じに4隅(角)の周囲が空きマスになることが割と多く、最後は埋めて行くように打ちながら終局となります。
本来、終盤は正しく読み切る力が必要になるのですが、
まずは初級レベルで知っておいて欲しいことがあります。
これを知るだけで、結構勝率が上がったりもしますよ。
ここではダイジェスト版で紹介。
各項目の詳細についてはリンク先にて紹介しています。
最後の1マスを埋めると石を多く残せる
ざっくりイメージしてもらいたいのですが…
残り1マスに、
- 自分が石を埋める
- 相手に取られる
のでは、結構な差が付くように思えないでしょうか?
例えばこんな局面
g2が1マスだけ空いていますね。
ここに、黒が打つか、白が打つか、打った後の石数を見てみましょうか。
- 赤枠は着手した石、
- 青枠は返した石、
- 黄色枠は相手にもし打たれていたら取られていた石(=守った石)
と見てください。
①黒が打った場合
黒が打つと、石数は30-26になります。
②白が打った場合
黒が打つと、石数は21-35になります。
この1手だけを見ても、実に9石分の差が出てしまいます。
オセロは序盤から石を取りすぎないと言うのは勝ち方の基本ですが、
ここはもはや終盤戦なので、石を出来るだけ多く残していく必要があります。
また、終盤は4隅付近が空きマスになりやすく、そのうちの1箇所を全部埋めると、全部確定石になるとまでは言い切れないですが、
ほぼ返されない石になることが多く、最後の1マス空きを埋めることは重要と言えます。
オセロではこのような最後の1マス空きを自分で埋めることを「手止まりを打つ」と言います。
埋めることを考えれば良いので難しくないし、終盤のとても重要な打ち方なので是非身に付けよう。
奇数空き(主に3マス空き)に打つ
先ほどの「最後の1マスを埋める」と言う打ち方をするにあたって、併せて身に付けたい考え方。
ざっくり言えば、奇数空きの中でも特に終盤意識しやすいのは3マスの奇数空きです。
相手が2マス空きに打てば、1マス空きの箇所が出現し、自分の番。
埋めるだけ\( ‘ω’)/
という流れがあります。
これは5マス空きでも、7マス空きでも同じです。
このように、奇数空きに自分から打ち、相手には偶数空きに打ってもらうと言う流れを「偶数理論」と言います。
難しい言葉ですが、打ち方自体はそれほど難しくないです。
そして終盤では頻繁に出てくる用語です(笑)
こちらで詳しく紹介します。
相手に隅を取られてしまっても、残り1マスは埋める。
自分が追い詰められて、X打ちせざるを得ないこともあります。
そして相手に隅(角)を取られてしまいました。
こんな流れです。
貴方は白の立場です。
このあと白どう打つかです。
下辺は白が取っていますね。
もしここで白b8に打つと、
黒にf8と打たれるとどのみち黒になってしまうんですが…
それでも、打った方が良い事が多いです。
詳しくはこちらで紹介して行きます。
地道に数える(カウンティング)
終盤の最も原始的ではあるが、最強でもある戦術。
それが、地道に数えると言うこと!
特に残り2マスになると手筋なんて関係ない。
多く取れる方に打つべきです。
2マス空き。どちらに打てば良いか?
ここまで来れば隅(角)の方が悪手、なんてこともザラですよ?
詳しくはこちらです。
最初は2マス空きから、慣れてくれば3マス、4マス空きと数えられるようになります。
コメント